前回の記事では、ベトナム・ダナン旅行での移動を快適にするGrabアプリの活用方法について詳しくご紹介しました。
今回は、旅をさらに安全で快適なものにするために、おさえておきたい注意点を3つご紹介します。
現地でのちょっとした知識が、大きな安心感につながるはずです。
注意)記事内の金額のレート並びに情報は、2025年1月上旬時点のものです。今後、変わる可能性がある点、ご了承下さい。
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虫除けを飛行機に持ち込めるか確認しよう
ダナンを含むベトナムは、熱帯性気候のため蚊をはじめとする虫が多い地域です。
特にデング熱などの感染症を媒介する蚊もいるため、虫除け対策は欠かせません。
日本から虫除けスプレーを持参する方も多いと思いますが、ここで注意したいのが飛行機の手荷物規制です。
有効成分としてよく用いられるディートは、引火性があるため、航空会社によっては持ち込めない可能性があります。
仮に持ち込めたとしても、100ml以下の容器で、さらにジップロックなどに収納することを求められることが多いです。
このため、事前に航空会社の規定を確認することをおすすめします。
ちなみに、成田空港からの直行便のLCCとして人気なベトナム航空に、虫除けスプレーを持ち込めるか問い合わせました。
残念ながら、ディートなどの引火性成分を含む虫よけスプレーは、たとえ100ml以下でも機内持ち込み、及び受託手荷物のいずれも不可とのことでした。
持ち込みOKの場合
日本製の虫よけは肌に合いやすい反面、効果が弱く、ベトナムの蚊には効かない場合があります。
このため、こちらの商品のように、有効成分が30%入っているものを100ml以下の容器に移し替えて持ち込むといいでしょう。
持ち込み不可の場合
航空会社の規定で、日本から持ち込むことができない場合、必然的に現地で購入するとことになります。
ロッテマートなど大型のスーパーであれば、子供にも使える虫除けスプレーを日本より格安で入手できます。
ダナン国際空港に着いたら、Grabでそういったスーパーへ行き、虫よけスプレーを購入するのが無難です。
私はこちらのスプレーを、ビンコムプラザ内のWalmartにて39,000ベトナムドン(約240円)で購入し、4日滞在したところ、一度も刺されませんでした。
夜10時以降に到着する便の場合、スーパーより割高ですが、コンビニでも購入できます。
信号は点滅したら走れ!?
ダナンの交通事情は、日本とは大きく異なります。
特に歩行者用信号のルールを知らないと、思わぬトラブルに遭うことがあります。
ダナンでは、車両優先の文化が根強く、渡ろうとしている歩行者に気付いても、車やバイクが横切ることが珍しくありません。
大部分の道路は歩行者用信号がありません。
そういった車道を横切るときは、以下の暗黙のルールを守ります。
・左右、後方を見てバイクや車が少ない時に渡り始める
・渡るスピードは原則、維持する
・渡っている間も常に左右のドライバーの顔を見る
・顔を見て、このまま歩いたら引かれると思った時だけ止まる
大通りの数カ所には、歩行者用信号がありますが、油断は禁物。
なぜなら、歩行者の青信号の点滅時間はたったの3秒ほどだからです。
私はダナンビーチの近くとビンコムプラザ付近の通りを渡りましたが、いずれも点滅時間はそのくらいでした。
このため、何度も走るはめになりました。
日本と同じ感覚でいると、引かれてしまいかねません。
このため、青信号を途中で渡るのは避け、次の青信号まで待つほうがいいかもしれません。
スコールへの備えは万全に!
ダナンを訪れる際に気をつけたいのが、突然のスコールです。
スコールは短時間で激しい雨が降る熱帯特有の現象で、特に5月から10月の雨季に頻繁に発生します。
これを知らずに外出すると、びしょ濡れになってしまうこともあります。
スコールは、昼下がりから夕方にかけて発生しやすいとされています。
そのため、スケジュールを立てる際にはこの時間帯を意識し、室内で過ごせる活動を予定に組み込むとよいでしょう。
例えば、カフェでのんびりしたり、博物館やショッピングモールを訪れたりするのがおすすめです。
雨季に訪れる場合は、少し割高でもオーシャンビューの部屋を取り、雨の時間帯はホテルから海を眺めるのもいいかもしれません。
また、服装の選び方にも注意が必要です。
スコールに備えて、軽量で速乾性のある服を着用し、折りたたみ傘やレインコートを持ち歩くことを心がけましょう。
現地の市場では安価な雨具が手に入るため、必要に応じて購入するのいいでしょう。
ただし、雨が激しい場合は足元が滑りやすくなるため、歩きやすい靴を選ぶことも重要です。
日本から履きなれたサンダルを用意するのもいいでしょう。
ただしその場合、雨で足元が濡れたら虫よけをかけ直すのをお忘れなく。
結び
今回は安全で快適な旅を楽しむための3つのポイントをご紹介しました。
記事では取り上げませんでしたが、このほかに日本へ帰る便がホーチミンのタンソンニャット空港を経由する深夜便が主になる点も、事前に知っておくとよいでしょう。
旅先では予想外の出来事がつきものですが、事前に少しでも情報を知っておくことで、不安を減らすことができます。
ダナンの旅で役立つ情報が少しでもお役に立てば幸いです。
当ブログの「ベトナム・ダナン」カテゴリではほかにもダナン旅行に役立つ情報を発信していますので、ぜひそちらもご覧ください。