この記事は、前回ご紹介したこちらの記事の続編です。
前回は、AIツール「Adobe Firefly」や「ChatGPT」を使って、無料でベース画像を作る方法をご紹介しました。
実は私自身、これまでに100記事以上のブログでFirefly画像を活用してきましたが、文字入れなどの加工はずっとWordを使ってきました。
Wordは慣れれば便利なのですが、Macユーザーには導入しづらかったり、商用利用にはサブスクリプションが必要だったりと、初心者さんには少しハードルがあるのも事実です。
そこで今回は、より手軽で多くの方に使いやすいCanva(キャンバ)」を使った方法をご紹介することにしました。
この記事では、実際に私がCanvaで作成した本記事のキャッチ画像とその工程のスクリーンショットを交えながら、初心者でも真似しやすいよう丁寧に解説していきます。
「デザインはちょっと苦手…」という方でも、楽しく&実用的に活用できる内容になっていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Canvaってどんなツール?
Canvaは、ブラウザ上で使える無料のデザインツールです(有料プランもありますが、今回は無料でOK)。
初心者にうれしいポイントは以下のとおり:
✅️テンプレートが豊富で、構成に迷わない
✅️直感的な操作で、ドラッグ&ドロップだけでも形になる
✅️商用利用OK(フリー画像・フォントなどもあり)
つまり、デザイン経験がゼロでも、「それっぽい画像」が作れてしまうのが魅力です。
FireflyなどのAIでベース画像を用意しておけば、あとはCanvaで文字や装飾を加えるだけ。
ブログ用のアイキャッチ画像には、まさにぴったりのツールです。
魅力的なアイキャッチ画像の作り方
①キャンバスを表示
まずはCanvaにアクセスし、アカウントを作成(Google連携でもOK)。
ログインしたら、画面左上の「作成」を選択
ブログのアイキャッチ画像の場合は
「プレゼンテーション(16:9)」を選びます。
リール動画などは、右端の「>」から選べます。
これでキャンバスが表示されます。
💡ポイント
この時ブラウザのブックマークをしておくと次回以降、スムーズに作成できます。
②画像のアップロード
左メニューの「アップロード」→「ファイルをアップロード」から画像を選択
画像をクリックすると、自動的にキャンバス中央に配置されます
③画像の切り抜き
Adobe Fireflyでは人物は中心付近に配置される傾向にあります。
文字を入力する場合、文字のスペースを確保するため、人物を中心からやや左右にずらすため、画像を一部切り抜きます。
※運よく作成した画像にスペースがある場合は④へスキップします。
スペースがない場合、上メニューの「切り抜き」を選択
→縦横比の「>」を押し、「16:9」を選択
→筆者の画像では右上にスペースがあるため左下のつまみ(〇)を右上へドラッグ
→選択範囲外を押して完了です
④画像をキャンパスいっぱいまで拡大
白いキャンパス内の画像を右クリック
→「ページに合わせる」から上揃え
→同様に左揃えを選択
画像右下の○をドラッグし、高さ1080まで拡大
これで画像をキャンパスいっぱいまで広げられました。
⑤帯の挿入
このまま文字を入力してもよいのですが、プロっぽくするために帯を入れます。
左メニュー「素材」→図形で■(正方形)を選択
画像に■が表示されます。
■の左右の端のマーカーをドラッグし、キャンバスからはみ出るくらいまで伸ばします。
帯の色を指定します。
上メニューの●を選択→デフォルトの色から黒or白を選択
上メニューの「透明度」の値を「50」に指定します。
さらに傾きをつけるとプロっぽさがアップします!
上の図、中央付近、緑の部分をドラッグし、「-10°」にします。
これで目の引きやすい帯ができました。
⑥画像に合うフォントをChatGPTに相談
ここから文字を入力するのですが、どんなフォントがいいか分からないのではないでしょうか。
そこでChatGPTの出番です。
Adobe Fireflyで作成された画像が
白基調の場合は黒、
黒基調の場合は白に
帯の色を指定します。
▼ChatGPT公式サイトはこちら▼
以下のプロンプトでChatGPTに聞きます。
添付の画像をAdobe FIrefly で作成しました。帯の色を以下に指定し、「」という文字を帯の中に入れたい場合、Canvaの無料版でも使えるフォントや色についてアドバイスをお願いします。強調すべき単語があればその単語個別のフォントや色についてもお願いします。
#帯の色#
薄い黒
プロンプト入力画面左端の「+」から作成した画像を選択、
帯の色が白の場合は、プロンプト文末を白に変更してください。
「」の部分には前回の記事でChatGPTから画像に入れる文字に関する回答をコピペします。
強調すべき単語に関しても聞くことでさらに読者に伝わりやすい画像に仕上がります。
筆者の場合、以下のような回答が返ってきました。(長いので一部のみ抜粋)
⑦テキスト追加
ここまでくれば、あと少しです!
左メニューの「テキスト」→「見出しを追加」を選択
画像のように青く反転している状態では、
文字すべてが選択されている状態です。
まず青く反転している状態のまま、
上メニューの文字のフォントをChatGPTで指示されたフォントのうち、
強調しない部分のフォントを選びます。
色は「●」ではなく、文字サイズ右側の「テキストの色」から指定します。
テキスト全体が強調しない部分のフォントになりました。
強調したい単語の部分をドラッグし、同様にフォント、色を選択します。
文字サイズを大きめ(90くらい)にします。
2行あり行間が狭くなった場合は、
上メニューのスペースから行間を読みやすい値に変更します。
帯の中央付近にテキストが入るようにドラッグ、もしくはパソコンの「↑」か「↓」キーで位置を調整します。
おまけ:吹き出しの追加
帯に入れる文字以外に強調したい言葉がある場合、吹き出しが便利です。
筆者の例では「無料」ということも強調したいため、
吹き出しに「無料」という文字を入れます。
左メニュー「素材」→「吹き出し」を選択
図形という項目の黒塗りの吹き出しを選択
帯と同様に上メニュー「●」から色を白にします。
初期設定では吹き出しに縁がありません。
縁を追加するには
吹き出しを選択した状態で、
上メニューの「ストロークスタイル」
→「ー」を選択することで縁を追加できます。
吹き出しに文字を入れます。
左メニューの「テキスト」を選択
→「テキストボックスを追加」でテキストを入力
→吹き出しに重ねます
※吹き出しの中央あたりをクリックしても入力できますが、
文字を吹き出しぎりぎりまで大きくできないため、「テキストボックス」で入力します。
フォントや吹き出しの位置を調整し、完了です。
「背景がしっかり見えて」
「文字が読みやすく」
「色にまとまりがある」
だけで、ブログ全体の印象が変わってきますよ。
💾 画像の保存方法
画像が完成したら、右上の「共有」もしくは「ファイル」→「ダウンロード」を選択。
ファイルの種類はPNGにします。
繰り返し使う場合は、「ダウンロード設定を保存」に✅をいれ、「ダウンロード」
はてなブログでアイキャッチに指定
作成した画像をアイキャッチとして設定する方法もご紹介しておきます。
なお、この項目のみ、スマホをお使いの方はデスクトップ表示(PC表示)に切り替えて下さい。
Google Chromeであればウィンドウの右上の三点リーダーを選択右上の3点リーダーから「PC版サイト」にチェックをいれることでできます。
「新しい記事を書く」ボタンを押すと、下の図のような編集画面になります。
右サイドバーの「写真を投稿」から、作成した画像をアップロード
同じくサイドバーから「編集オプション」を開き、「アイキャッチ画像」でアップした画像を選択
📝 アップロード後はプレビューで表示確認を忘れずに。
おわりに|小さな改善が大きな変化を生む
Canvaの操作は、基本を押さえればシンプルです。
最初は「帯を入れてみる」「フォントを変えてみる」など、小さな工夫からで大丈夫。
そうした一つひとつの工夫が、読者の印象やクリック率に少しずつ効いてきます。
「ブログをもっと魅力的にしたい」
その気持ちがあるなら、あなたにもきっとプロっぽい画像が作れます。
Canvaを味方につけて、あなたらしいブログづくりを楽しんでくださいね。
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