うつ充

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うつに悩む10代に充実した人生を!

うつ病の当事者がポケモンGOを半年やってみた結果

 

はじめて当ブログを訪れた人は、

必ずこのブログについて

ご覧ください。

 

ネットで「ポケモンGO うつ病」と検索すると「うつ病改善に効果がある」という内容のサイトがたくさんヒットします。

 

しかしその多くは2016年頃のものでした。

 

実際に効果があるのか確かめるため、去年(2018年)の8月からポケモンGOを始めました。

 

この記事ではうつ病の当事者からみたポケモンGOについて、攻略情報をなるべく避けてまとめたいと思います。

 

 

私のプレイ履歴

 

 2019年2月24日現在、無課金で約半年間続け、レベル39になりました。

 

 症状の悪化もなく、仕事と両立しながら継続できています。

 

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うつ病改善の効果は?

 

私の場合はありました。

 

運動の機会が増え、寝起きの気分や便通もいいと感じる日が増えたと思います。

 

ただし「私の場合は」よくなったに過ぎません。

 

試しにプレイしてみて合わなければやめる、という点も強調したいと思います。

 

これはポケモンGOに限らないのですが、ネットやテレビ等で「一般的によい」とされていることでも、自分に合うとは限りません。

 

実際、私も気分がすぐれない日に気晴らしにポケモンGOをやってみても改善しないこともありました。

 

また、位置情報を使ったゲームのため、地域格差がどうしてもあります。

 

自分や住んでいる環境に合うか確かめることをお勧めします。

 

 

「始めてみようかな」と考えているあなたへ

 

 

ゲームの始め方や個人情報の管理については他のサイトに譲り、本記事では特にうつ病の人の場合に、プレイ前に知っておくといいなと感じたことについてまとめます。

 

 

①はまりすぎないために

 

うつ病改善の効果は?」の項目で合わない人もいる、とお伝えしましたが、はまりすぎが心配、という人もいるでしょう。

 

学校や仕事などと両立しながら「程よく」遊ぶために私が意識していることを挙げます。

 

〇遊ぶ・遊ばないのメリハリをつける

 

うつ病では睡眠が最優先だと考え、普段は夜7時で切り上げるようにしています。

 

しかし「~日まで経験値2倍!」といった夜も行われる期間限定イベント(特にその最終日)ではついつい夜遅くまでやりたくなるものです。

 

その場合、「今日は朝から夜の7時まで遊び倒して、明日はポケモンGO以外を優先しよう」といったように、日によってメリハリをつけるようにしています。

 

矛盾するようですが、遊び倒す日も作ると「ポケモンGOばっかやっていいのかな?」と思えるようになりました。

 

それ以外にも次の対策もとっています。

 

 

〇明日の朝もできないか考えてみる

 

夜中も行われる期間限定イベントはたいてい朝の6時頃に終わることが多いです。

 

そのため、夜中にもっと遊びたいと思ったら

 

「早起きしたほうが体調を崩さずにたくさん遊べる」

 

と思うようにしています。

 

 

〇休む時間を作る

 

これは仕事(学校)がある日の場合ですが、私の場合、意識的に休む時間を作らないと仕事前に遊んだ分の疲れを仕事に持ち込んでしまいます。そのため、職場へ向かう前にコンビニのイートインで最低10分は休む時間を取るようにしています。

 

以上がはまりすぎないために意識していることです。

 

と偉そうに書きましたが、次の日仕事が休みだったりすると、「夜7時まで」というルールを破ってしまうことも結構あります。

 

そんなときは破ってしまった自分を責めるのではなく、「まあ人間だししょうがない、明日はきちんと守ろう」と思うようにしています。

 

 

②他のプレーヤーとの関わり

 

 

「フレンドになりませんか?」と言われたら

 

他のプレーヤーとフレンドになることはゲームを進めるうえで必須ではありませんが、フレンドになると様々なメリットがあります。

 

 いろいろなメリットがあるということは、フレンド機能に求めるものは人それぞれ違う

ということです。

 

もしフレンドになるのに抵抗がなくても、「最低限これだけはしてほしいということはありますか?」などと確かめたほうがいいでしょう。

 

ただ、うつ病の人にとって人間関係は大きなストレスになりえます。

 

体調のいい、悪いにかかわらず「家族や友人以外とは遊ばないようにしてますので」などと一律に断ってしまうのもアリだと思います。

 

私の場合は、次で触れるLINEグループの人に加え、インターネット上の人ともフレンドになっています。

 

顔を合わさないで済むネット上だったらフレンドを作ってもいい、という人にはおすすめです。

 

 

「うちのグループに入りませんか?」と言われたら

 

ポケモンGOソーシャルゲームのため、大人数で情報共有しておいたほうが効率的にプレイできます。

 

そのため地域限定のSNSグループがあり、声をかけられることがあるかもしれません。

 

しかしグループへの参加は必須ではありません。

 

大都市の駅や公園など、人が多く集まる場所に行くのが苦ではない場合、入ったときとほぼ同じメリットを得られます。

 

「フレンドになりませんか?」と言われた時と同様に断っても構わないと思います。

 

私も声をかけられ地域のグループに入りました。

 

入って特によかったと思うことは、ポケモンの発見場所を得られるようになったため、珍しいポケモンが集まりやすくなったことです。これは、人が多く集まる場所に行く場合では得られないメリットです。

 

逆にあまりよくないと感じたことは、LINEへの返信に神経を使うようになったことです。

 

ただ私のグループの場合、返信を求められることはほとんどないため、それほど負担にはなっていません。

 

参考までに、グループへの参加に興味がある人向けに、確かめたほうがいいことをまとめます。

 

・グループ内のルール

・主な活動目的

・参加頻度

ポケモンGO以外の集まりはあるか

・LINEグループなら通知はオフにしてもよいか

・グループの人のポケモンがいるジムを倒していいか

 (ジムについては攻略サイトを参照してください)

・課金を強要されないか

 

幸いにも私が入ったグループは、トラブルの少ないグループでした。

 

なお、私の入っているグループの場合

・レイドボスを倒すのが目的

(レイドボスについても攻略サイト参照)

・参加はしたいときだけでOK(私も月1回程度)

・LINEの通知はオフにしてOK

・ジムについては自由

無課金も歓迎

 

といったゆるいサークルですが、なかには

・原則毎日参加

・LINEの通知は必ず確認

・課金必須

といったガチサークルもあるとのことです。

 

 

③おすすめのチームは?

 

ある程度ゲームを進めると赤、青、黄色の3つのチームから所属するチームを選ぶよう求められます。

 

ここで選んだチームは原則変更できません。

(2019年2月27日早朝から年1回に限り変更できるようになりました)

 

おすすめのチームの話でよく出るのが、「黄色チームは難しいので避けたほうがいい」という意見です。

 

実際、私もレベルが低いうちは、黄色であるがためにイライラさせられる場面が多々ありました。(今は慣れてしまい、黄色に愛着もわくようになりました。)

 

ただ以下の最低1つに当てはまる場合、好きなチームでいいと思います。

 

・課金してOKな人

 

・小都市もしくは中都市のいずれかと、大都市の両方に行きやすい環境にある人

 

この記事の冒頭で半年でレベル39になったと書きましたが、その最大の要因は2つめの条件に当てはまるからだと思います。 そのくらいプレイ環境はポケモンGOにおいて重要です。

 

ただ、どちらにも当てはまらなくても、以下に該当する人は黄色がおすすめです。

 

・難しいほうが遊びがいがあると思う人

 

・弱い立場の人たちを応援する気持ちにあふれている人

 

・レベル上げやポケモン集めより、とにかく対戦をしたい人

 

青はともかくストレスフリーで楽しみたい人、赤は青と黄色の中間で、ある程度やりがいがほしいという人におすすめです。

 

あなたのプレイスタイルや、プレイ環境に合わせて選ばれるといいかと思います。

 

 

以上が、うつ病の当事者からみたポケモンGOでした。

 

くれぐれも歩きスマホによる事故に気をつけてください。

 

うつ病の人で、始めようか悩んでいる人の参考になればうれしいです。