うつ充

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うつに悩む10代に充実した人生を!

うつの人が仕事とうまく向き合うには(仕事を見つけた後)

  

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前の記事ではうつの人が仕事とどう向き合うかについて、仕事先を見つけるまでにスポットを当てました。
 
この記事では仕事先を見つけた後にスポットを当てたいと思います。
 

 

 
就職前に注意すること
 
 
①明かす場合の注意点
 
障害者であることを明かす場合、長く勤めるには自分の症状をどのように伝えるかが重要です。
 
私が就職の際に注意したのは企業にどんな配慮をしてほしいのかを具体的に伝えることです。
 
精神障害では、身体障害と異なり見た目でどんな配慮が必要なのかが分かりにくいうえ、同じうつ病でも人によって配慮が必要な点が異なります。そのため面接より先に、精神科医に企業へ聞く点や伝える点などを確認しました。
 
以下、参考までに私が現在の企業に就職する際に確認したことを挙げます。
 
精神科医と確認したこと】
・通院する頻度
・企業に聞くこと、伝えることは何か
 
【求人票で確認したこと】
・往復にかかる時間(行きの電車の混み具合も含む)
・通院しているクリニックに通いやすい立地か
 
【施設を見学した時に確認したこと】
・働いている人の様子(ギスギスしてないか、口論をしている人がいないか)
・職場の環境(静かな空間か、休憩時間に一人になれる空間があるか)
 
 
【企業へ伝えたこと】
・指示の仕方の希望(なるべくひとつずつ明確に)
・やれる仕事の種類(マニュアル化されたルーティンワークのほうがいい)
・希望する勤務時間帯、勤務時間の長さ
 
 
【企業へ聞いたこと】
・一緒に働く人の性別、年齢構成
・勤務時間外での職場内の交流はあるか
・転勤はあるか
・希望休を取ることができるか
・飲み会の頻度、飲み会の時の雰囲気(体育会系のようなノリはないか)
 
 
このほかにご自身のタイムスケージュールを決めることを勧めます。一日の中にリラックスする時間を確保できるか、あらかじめ精神科医と相談して決めた頻度で通院できるかも確認しましょう。
 
私の現在の仕事ではジョブスポットのサポートを受けています。3か月に一度ほどジョブスポットの職員が職場を訪れて我慢していることはないか確認する、など私と職場の仲介役をして下さっています。そういったサポートを受けている場合はサポート役の人に聞くことも確認しましょう。
 
これらの情報をもとにあなたが無理なく続けられるかを第一に考え、就職するか決めるとよいでしょう。
 
 
②明かさない場合の注意点
 
実は私は障害者であることを明かさずに働いた経験がありません(一般枠で働いていた時は障害者手帳を申請していなかったため、法律上の「精神障害者」ではありませんでした。)
 
そのため、明かさずに働く場合の注意点については、こうしておけばよかったと反省している点を中心に紹介します。(明かす場合とほとんど同じですが、ご了承ください。)
 
精神科医と確認すること】
・通院する頻度
・企業に聞くこと、伝えることは何か
 
【求人票で確認すること】
・往復にかかる時間(行きの電車の混み具合も含む)
・通院しているクリニックに通いやすい立地か
 
【施設を見学した時に確認すること】
・働いている人の様子(ギスギスしてないか、口論をしている人がいないか)
・職場の環境(静かな空間か、休憩時間に一人になれる空間があるか)
 
【企業へ伝えること】
・希望する勤務時間帯、勤務時間の長さ
 
【企業へ聞くこと】
・一緒に働く人の性別、年齢構成
・勤務時間外での職場内の交流はあるか
・転勤はあるか
・希望休を取ることができるか
・飲み会の頻度、飲み会の時の雰囲気(体育会系のようなノリはないか)
 
これ以外に、明かす場合でもお伝えしましたが、タイムスケジュールを決めることをより強くお勧めします。
 
特に一日の中にリラックスする時間を確保できるかどうかは、明かす場合よりストレスコントロールが難しいぶん重要です。あらかじめ精神科医と相談して決めた頻度で通院できるかもしっかり確認しましょう。
 
 
仕事が始まってから注意すること
 
仕事が始まってからの注意点はどちらも共通です。仕事の前、最中、後に分けて紹介します。
 
 
仕事の前
 
なるべく時間に余裕をもって仕事前に筋弛緩法でリラックスする時間を持つとよいと思います。仕事中に意識することや、以前に注意されたことなどをメモで確認するとなおよいです。
 
仕事の最中
 
なるべく明るく笑顔で挨拶しましょう。
 
これは単にマナーだからというだけではありません。
 
笑顔で挨拶されて嫌な気持ちになる人はいません。そのため仕事の指示を受けやすくなり、精神的に働きやすくなります。
 
はじめは気恥ずかしいと思いますが、ぜひチャレンジしてみましょう。
 
少しでもわからないことがある場合や、指示されたことが不明瞭な場合は必ず「すみません。確認したいのですが~」と言って確認するようにしましょう。
 
別に確認しなくても平気だろうと思ってやったことが実は後で問題になることが多々あります(私は経験済みです)。相手によっては「くどい人」と思われるかもしれませんが、それでも「言ってないことを勝手にやって面倒な人」と思われるよりずっとましです。特に就職して半年間は「言われたことを言われた通りできる人だ」と思ってもらうことを目標にすることを勧めます。
 
また、「相手のペースに合わせよう」と意識するとよいでしょう。何をしたらよいかわからない時など不安が強くなると、相手よりも自分に意識が集中しがちです。その結果、相手が忙しいときに質問などをしてしまい不愉快な気持ちにさせてしまう場合があります。
 
これ以外にトイレに寄ったときに普段凝りやすい部分だけ短時間、筋弛緩法をすることを勧めます。あまりに何度もトイレに寄るのは考えものですが、仕事がひと段落ついたときなどに行うと集中力が高まり、ミスも減りやすくなるかと思います。
 
 
仕事の後
 
そのまま寝るのではなく、必ず仕事のことを忘れられることをしましょう。ゲームでも睡眠に影響しない範囲なら大丈夫です。なるべく疲れを明日以降に持ち込まないように心がけましょう。
 
 
以上が、うつの人が仕事とうまく向き合う方法でした。
 
あなたに合った仕事との向き合い方、見つかれば何よりです。
 
 
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