オンライン面接は、対面とは異なる緊張感があります。
特にうつ病だと、慣れない環境では緊張しやすい傾向があります。
画面越しのやり取りに慣れていないと、自分の良さをどう伝えればいいのか迷ってしまいます。
私も最初は「相手にどう見られているのか」と不安になり、うまく話せませんでした。
しかし、いくつかのポイントを意識することで、リラックスして臨めるようになりました。
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カメラを見る
オンライン面接では、カメラを見ることが面接官との「目線を合わせる」行為に相当します。
つい画面の面接官に目が行きがちですが、それでは視線が合っていない印象を与えてしまいます。
私も最初は、カメラを意識するのが難しく、気づくと画面内の面接官を見てしまっていました。
その後、カメラのそばに小さな付箋を貼り、そこを見つめるように意識することで改善しました。
特に「なるほど」と相槌を打つときや、自分の話をする際にカメラをしっかり見ることで、誠実さが伝わるようになりました。
また、目線を自然にカメラへ向ける練習として、友人や家族とビデオ通話をしながら、自分の視線の癖をチェックするのも効果的です。
オンライン面接では直接目が合わないため、普段以上に「自分から見せる努力」が必要になります。
これを実践するだけで、面接官からの評価は大きく変わるでしょう。
部屋全体を明るくする
オンライン面接では、自分だけでなく「部屋全体」が面接官の印象に影響を与えます。
背景をぼかしたり、架空の背景にできる場合もありますが、その場合でも顔が適度に明るいほうが面接官へ良い印象を与えます。
私は面接の直前に、部屋の照明を増やし、顔が自然に明るく映るよう調整しました。
また、部屋を整理し、背景に余計な物が映らないよう心がけました。
たとえば、後ろにカーテンがある場合は無地のものを選び、余分な情報を相手に与えないことが大切です。
明るさの調整が難しい場合は、以下のことを試してみましょう。
・日光が入りやすい部屋へ移動する
・面接時間を昼の時間に指定する
・リングライトやデスクライトなどの照明器具を使う
背景を意識する
部屋が暗かったり、背景が散らかっていると、どうしてもプロフェッショナルさに欠ける印象を与えがちです。
背景をぼかす設定にすればよいと思うかもしれませんが、ビデオ通話のソフトによっては背景を設定できない場合があります。
たとえばMicrosoft Teamsでは、あなたが個人向けの無料版をパソコンでお使いの場合、かつ企業が外部アクセスを制限している場合、ゲストアクセスしかできません。
パソコンのゲストアクセスでは、そのままの背景しか使えないため、明るさへの配慮は必要です。(アプリでは背景の変更が可能です)
もしカメラに不要な物が映ってしまう場合、部屋を片付けるようにするか、白いカーテンなどで覆うようにしましょう。
また、背景を自由に設定できる場合、自分の魅力が伝わるものにするのも効果的です。
私の場合、背景を自転車と自然の風景が写った写真にすることで、休みの日にしっかりリフレッシュしていることをアピールするようにしています。
リアクションを大きく
オンラインでは、対面よりも感情が伝わりにくいことが大きな課題です。
特に、画面越しの会話では表情や仕草が小さく見えがちなので、意識的にリアクションを大きくする必要があります。
私が実践したのは、面接官の話にうなずいたり、「はい」や「そうですね」と声に出して返答することです。
これによって、面接官とのコミュニケーションがスムーズになり、緊張も和らぎました。
特に笑顔を心がけることで、自分の緊張感が相手に伝わらないように工夫しました。
また、練習の一環として、鏡の前で話すことで自分の表情やジェスチャーを確認する方法を取り入れました。
この簡単な練習をするだけで、画面越しでも転職エージェントから「表情が豊かで親しみやすい」と評価されるようになりました。
リアクションを大きくすることは、自分の印象を良くするだけでなく、自信を高める効果もあります。
まとめ
オンライン面接は緊張する場ですが、今回ご紹介した「カメラを見る」「部屋を明るくする」「背景を意識する」「リアクションを大きくする」の4つのポイントを意識するだけで、相手に好印象を与えられます。
実際に私もこの方法で面接を終えた後、自分に少し自信が持てるようになりました。
最後に、面接は「自分らしさを伝える場」でもあります。
完璧を目指す必要はありません。
この記事が皆さんの面接準備の一助となり、新しい一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。